青年会議所の基本理念 明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱を持った青年たちによって結集した団体です。「奉仕」「修練」「友情」の三つの信条のもと、よりよい社会づくりを目指し、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んでいます。さらには、国際青年会議所(JCI)のメンバーとして各国の青年会議所と連携し、世界を舞台としてさまざまな活動を展開しています。 青年会議所の特性 青年会議所の会員は、20歳から40歳までという年齢制限を設けています。これは青年会議所が、青年の真摯な情熱を結集し社会貢献することを目的に組織された青年のための団体だからです。この特性が常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源泉となっています。また、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実戦経験を積むことができ、リーダーシップトレーニングの成果を個々の活動にフィードバックさせていくことができます。 JCは日本だけでなく 世界中に存在しています 世界の国と地域で約120ヶ国、約4,800ヶ所、約160,000名が各国の青年会議所に所属しており、日本全国では696ヶ所約36,000名が所属しています。県内では、30ヶ所に青年会議所があり川口青年会議所は44名が所属しています。 川口青年会議所設立趣意書 私たち青年は、未来社会の理想像をえがいて純粋なる情熱を傾注することの出来る素晴らしい力を秘めております。この青年に力が具体化されるとき社会の平和と人類の限りない繁栄と前進がもたらされることになるわけです。 しかし、その若さと力とが青年の特権であるとしても、一人、一人の力には限りがあります。ここに川口に在住し志を同じくする青年相集い、社会的、国家的、国際的な責任を自覚し、力を合せ青年としての英知と勇気と情熱をもって社会、経済、文化などの諸問題を研究し、明るい豊かな社会の実現を目標とし、意志の疎通と団結の力をもって自己の修練に努めると共に、わが愛する川口をより大きく発展させたいものであります。 そして川口の地域社会を通じて広く日本の青年と手を携え進んでは世界のすべての青年と共に人類の限りない発展と前進のために努力したいと念願いたしております。ここに川口青年会議所設立の目的があります。青年各位のご賛同と心からのご協力をお願いする次第であります。昭和39年11月 2021年度理事長所信 第57代理事長 西村 太輔「リスペクト」~互いの尊重が絆を作る~ 【運動理念】 新型コロナウイルスによる脅威は、私達の生命を脅かし、経済や生活の在り方を根本から見直さなければならないものとなっています。私達の青年会議所運動にもウィズコロナの中で感染リスクを抑えながらの新しい生活様式に準じた運動が求められています。 社会が大きく変わろうとする中で、私達にも変革が求められており、これまでの常識の殻を破り、新しいこと、新しいやり方への挑戦をしていく必要があります。一方で、川口青年会議所が50年以上にわたり紡いできた「人と人との繋がり」も大切にしていかなければなりません。そうした上で苦難の時に こそ地域に頼られる団体となっていかなければなりません。 青年会議所が運動するための原動力は「人」です。まずは人数を増やしていくこと、そして、互いにリスペクトし仲間となり、強い絆で結ばれた組織となっていくことで不可能なことにも挑戦していくことができ、今まで以上に多様で力強い運動を行うことができます。未曾有の危機に立ち向かって、愛する地域をより良くしていくためには組織の力を高めていくことが必要不可欠です。 会員拡大は近年メンバーが減少傾向になっている川口青年会議所にとって大きな課題です。今年度は新たに24名の メンバーを増やすことを目標として掲げます。それぞれの事情や立場が異なる中で、現状を理解し、リスペクトの精神を持ち、メンバー一丸となって会員拡大に取り組んでいきます。 しかしながら単に人が増えるだけでは組織の力は高まりません。新たに入会したメンバーや入会歴が浅いメンバーにもJAYCEEとしてのルールやマナーをしっかりと学んでいける場を提供していきながら、仲間になってもらう、仲間だと感じてもらう取り組みをしていく必要があります。また、私が青年会議所の運動の中で一番大切にしてきたことは、人としっかりと向き合うとい うことです。まずは相手をリスペクトするということがとても大切です。メンバーそれぞれが異なる事情を抱えながらJC活動を行っている中で、相手の考え方をただ受け入れたり、押しつけたり、否定するのではなく、「その考えをどう活かせるか」と自分自身でも考えることで相手をリスペクトし、自分もリスペクトしてもらえます。自分の正解を押しつけるだけではなく、リスペクトの気持ちを持って人と向き合うことで、自分自身の成長にもつながっていきます。「この人がいるから、この人のためなら」と、お互いをリスペクトしあえる多くの仲間を作り、人情味溢れる組織を作っていきます。 この川口でもコロナウイルスの影響を受け、多くの企業は売上が減少し、コロナウイルス対策の取り組みに奮闘しながらも十分な利益を確保できない状況となっています。特にまちの元気のバロメーターともいえる飲食店は苦境に立たされています。このような時に手をさしのべることができるからこそ、地域の人々に川口青年会議所の価値を感じてもらうことができ、巻き込んでいくことができます。 そのためにSDGsを活用しながら、ウィズコロナでも安心できる、楽しめる仕組みを飲食店に提案していきます。とりあえずやるのではなく、継続的に実現可能な仕組みを作りあげていくことで、青年会議所との継続的なパートナーシップの関係を作りあげていきます。青年会議所運動を知ってもらうためには、価値を高めるだけでなく広報活動も必要です。知らないものは存在しないのと同じであり、我々の運動を知ってもらうことが第一歩となります。川口市の地域性や人との接触が制限される中で、多様性のある広報手法を確立していきます。 これまでの川口青年会議所は、各委員会が役割を独立した形で実行する「機能別組織」でした。来年度の川口青年会議所は、お互いをリスペクトしていくことで各委員会が相互に関係して協力・協調し、影響し合う「アメーバ組織」を作っていきます。メンバーそれぞれがお互いをリスペクトし合い、より強固な繋がりを持って運動を推進できる組織となることで、苦難の時に地域から頼られる川口青年会議所を作っていきましょう。 川口JCの歴史 7月浦和JCより川口JC設立の誘い 有志浦和JCの例会訪問 10月設立準備委員15名を選出 12月川口JC創立総会を開く 1月いよいよJCとして事業開始 3月第1回献血会を行い市民に呼びかける 各地JCへの伝達式PR訪問 10月待ちに待った認証伝達式挙行。 昭和39年12月19日、川口青年会議所は市内友愛センターにおいて創立総会を行い誕生した。 県内9番目のJC,66名のメンバーであった。年が変わって2月21日日本青年会議所に正式に入会が認められた。秋晴れの10月10日いよいよ待ちに待った伝達式が川口市民体育館において行われた。 北は小樽、南は桑名までの42のロムから祝福に駆けつけてくれた600名の仲間と多数の来賓の着席するなかJCソングの合唱が始まり式典は開会されたのである。 4月5日社団法人川口青年会議所設立総会を開催した。まず発起人として砂金総務室長が選ばれ、議長には小島理事長を選出した。総務室長が社団法人の一般論を設立趣意書を以て説明、更に具体的、直接的な必要性についても詳しい説明があった。続いて議事に入り全議案について審議、全議案とも全員の賛成を得て決定した。1973年6月19日埼玉県知事に必要な書類を持って申請した。7月5日待望の社団法人設立の許可が下りた。早速日本JCに登録を済ませる。98番目であった。 創立10周年の記念事業の一環として記念像「働く歓び」が駅前に完成。これは川口市在住の制作者富田匠氏、市役所、鋳物組合および先輩OBから多大な御協力を得たものであり10月25日ににぎにぎしく除幕と入魂式をとり行った。