委員長所信

　川口市では都市化や少子化の影響により子どもが外で遊ぶことが少なくなっているというアンケート調査があります。子どもは遊ぶ事で体力の向上だけでなくコミュニケーション能力の発達や意欲の向上に繋がります。子どもの遊びは成長に大切と考える人が多く、２０２４年６月に「川口市子どもの遊び推進条例」が制定されました。子ども達が人と触れ合い協調性を育みながら感性を広げられる体験の場を設けることが必要です。

　９歳から子どもの発達に現れる特徴として、そばにいる仲間からの影響を受け周りとの関係を重視する年代となります。その世代の中で、小学３年～６年生を対象に１年間活動を展開します。４月は遊びの重要性と子どもの現状を保護者に確認していただき、子ども達には遊びの機会を提供することで、１年を通しての事業参加者を形成いたします。また、体力の向上やコミュニケーション力を育むには遊びが不可欠です。６月は遊びに特化し、子ども達自身でチームを組んでもらい遊ぶ事で体力、コミュニケーション能力の向上を育めるきっかけをつくります。８月には感性を広げ意欲の向上に繋がる体験型事業を展開します。グループ遊びを入れる事で、６月での経験を活かしコミュニケーション力と協調性を育んでいきます。１０月は子ども達にどんな変化があったかを知るために４月と同じ遊びをしてもらいコミュニケーション力や協調性にどんな変化があったかを見てもらいます。１年間通してボランティアの方々にも協力いただき仲間を増やしながら設営し、活動を通して気持ちの変化や成長する事のできる設えを目指します。

　１年間を通してこのような体験をしながら人と触れ合い協調性を持った子どもに成長します。保護者やボランティアの方々が住み暮らす川口を良くしてこうと心が変化し、かわぐちびととなることで川口市がより明るい未来を迎えることができると確信いたします。